ソーシャルレンディングのデメリット

ソーシャルレンディングのデメリット

ソーシャルレンディングについて調べてみましたが、やはりメリット・デメリットがあります。
メリットの一番はやはり利回りですので、デメリットから説明していきたいと思います。

まず最初にデメリットを挙げるとやはり「元本割れのリスクがある」ということです。
投資案件ですから当たり前といえばそれまでですが、気になるのはその「リスク」がどの程度かということでしょう。

一般的にソーシャルレンディングは中小企業への融資が多いようです。
その為大手企業に比べて倒産のリスクは高いと言えます。

また利回りが高いということは、それだけ融資を受ける側にとって利息の負担が大きいということです。
実際に融資したユーザーに還元されている利回りは、半分ほどと考えると前回紹介した6.5%という利回りの商品であれば、借り手の企業の利息負担は13%ということになります。
いま銀行からお金を借りる場合の利息ははるかに低いことを考えると、ソーシャルレンディングで融資を受けようとする案件は銀行から融資を受けられない案件であると考えられます。
つまりそれだけリスクの高い案件であると言えます。

また利息13%というと利息制限法が適用され以前より金利が低下傾向にある事業者向け無担保ローンと比較してもどっこいどっこいの利息です。
つまりそれだけ採算が取れるかどうか不安があるということです。

しかし実際にはソーシャルレンディング各企業は「元本割れをしたことは一度もない」と言っている企業がほとんどです。みんなのクレジットも同じくです。

元本割れをしたことは一度もない」という点がミソなのですが、ソーシャルレンディング企業にとって、元本割れしてしまうと確実の多くのユーザーが手を引くことになるので、何としても元本割れは阻止したいところです。
その為に担保を取って融資したりする訳です。
今はまだマーケットを拡大させている途中ですので、詳細は記載されていませんが融資先企業が倒産した場合、担保を処分してユーザーに元本を払い戻している状況はあるようです。

みんなのクレジットの場合、担保は融資する金額の120%を目安に取るようですので、担保を清算した場合100%見積もりどおり現金化できればみんなのクレジットには貸した金額の120%が手に入ることになります。ユーザーに元本を返金してもみんなのクレジットには20%の利益が残りますね。

その為「元本割れ案件なし」とうたっていますが、上記のように融資先が破綻したら、ユーザーには元本は戻ってきても利益は0円です。
ここをメリットというかデメリットというか難しいところですが、元本は限りなく保証されているに近いが利回りは保証されておらず最悪0%といったところでしょうか。

また早期償還(融資先が早期に借金を返済)された場合、予定していた利回りを下回るケースがあることも覚えておきたいポイントです。

 

また融資先に不安を感じても、「融資先の企業の情報がほぼ無い」のもデメリットと言えます。

融資先の情報がほぼ無いに等しいということは案件ごとのリスクを把握できません。ですので案件選択の際はリスク以外で判断するしか無いので、投資する側にとってはデメリットと言えます。ただしソーシャルレンディングに投資すると決めた場合には案件を選択するのは簡単なので初心者向けとも言えます。ただしリスクを考慮しながらハイリターンを求めるのは投資の醍醐味とも言えるので、面白味にかけると言えばデメリットにもなりますね。

 

また定期預金のような「途中解約はソーシャルレンディングではできない」こともデメリットと言えます。株式のように途中で売ってしまうこともできないため、急な出費のためにすぐに現金化できないのはデメリットと言えます。

 

 

 

みんなのクレジット

 

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